1960年代からの女子競泳用水着について振り返ってきましたが今回は1990年代について振り返ってみたいと思います。
2020年に開催される東京オリンピックにだいぶ近付いてきましたね。
1990年代はどのようなデザインが採用され、どのような改良がなされたのかひも解いていきましょう。
1992年スペインのバルセロナで開催された第25回夏季オリンピックでは、かなり多くの色をあしらった水着を日本選手は着用しています。
これまでの水着の中で一番鮮やかな配色ですね。デザインも女性らしく非常に華やかです。
形としてはハイレグの位置がより一層高くなりました。
また、アクアスペックという低抵抗の素材も誕生しています。
この素材により水との摩擦抵抗を15パーセント軽減させました。
続いて1996年アメリカのアトランタで行われた第26回夏季オリンピックです。
1972年のミュンヘンオリンピックから華やかなプリントの水着が続いていましたが、この大会で日本選手が着用したものはほとんど黒一色のシンプルなものとなりました。
1964年の東京オリンピックで使用されたものよりシンプルかもしれないですね。
しかし機能性は当然格段に上です。
アクアスペックを更に進化させた「アクアグレード」が開発されました。