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  • 東京オリンピックと水球

    1900年第二回の夏季オリンピックはフランスのパリで開催されました。
    オリンピック自体の歴史が浅く、運営にも相当の混乱があったと言われているこのパリオリンピックですが、水泳競技の種目のひとつである水球は、男子のみこのオリンピックから実施されています。
    とても歴史のある種目なんですね。
    また、女子の実施が始まったのは1900年から100年が経過した2000年第二十七回シドニーオリンピックからとなります。

    水球はプールの中で行われる球技で、2チームがプール内に作られたゴールにボールを入れ、その得点数を競い合うというものになります。
    チーム構成は7名です。

    東京オリンピックではウォーターポロアリーナを会場にして実施されます。

    プールの中での球技ということで、当然水球では水着を着用します。
    他の水泳種目と異なる水着の部分として特徴的な帽子が挙げられるのではないでしょうか。
    水中の格闘技とも言われるほどハードな戦いをする水球では、イヤーガードが装着されている脱げにくい帽子の着用が求められます。

    強豪国はハンガリー、アメリカ、イタリア、ユーゴスラビアなどで、その中でもハンガリーは金メダルの獲得数が多くなっています。
    東京オリンピックでも強豪国が熱い戦いを繰り広げてくれることでしょう。


  • 東京オリンピックと飛込

    1904年の第三回セントルイスオリンピックから実施されているのが水泳競技の1種目である飛込です。
    種目には飛び板飛び込み、高飛び込み、シンクロナイズドダイビングなどの種類があります。

    飛び板飛び込みは1メートル・3メートルの弾力性のある板から跳ね上がって飛び込み、高飛び込みは5メートル、7.5メートル、10メートルというかなりの高さのある飛び込み台から飛び込み、シンクロナイズドダイビングは2人1組となって飛び込むものをいいます。
    飛び板飛び込みにも高飛び込みにも2人1組となって飛び込むシンクロナイズドダイビングは存在しています。

    勿論この飛込競技も2020年の東京オリンピックで実施されます。
    会場は競泳やシンクロナイズドスイミングと同じオリンピックアクアティックセンターとなります。

    飛込競技と言えば、着用している水着の大きさが話題になることもあります。
    男子の着用水着についてですがとてもコンパクトなものが多いのです。
    実はこれには理由があり、コンパクトサイズの水着を着用することで足を綺麗に長く見せ、力強い演技に見せることができるのだそうです。

    また飛込競技と言えば極力水しぶきをあげずに入水するノースプラッシュが有名ですが、この水しぶきと水着の関係はあまりないようです。
    東京オリンピックでの飛込競技はどのような展開になるのでしょうか。


  • 東京オリンピックとシンクロ

    シンクロナイズドスイミングは1984年の第二十三回ロサンゼルスオリンピックから実施されている種目です。
    参加は女子のみとされており、当初はソロ(1人)、デュエット(2人)、の2種目で行われていました。
    しかし1996年の第26回アトランタ大会より、ソロの代わりとして8人で演技を行うチーム制が採用されました。
    2020年の東京オリンピックでもシンクロナイズドスイミングは実施種目として決定しています。

    シンクロナイズドスイミングの最大の魅力はやはり演技のキレや華やかさではないでしょうか。
    特に8人チームでの演技で呼吸を合わせ踊る姿は、非常に芸術性が高く目を見張る美しさです。音楽との融合も素晴らしいですよね。

    また、シンクロナイズドスイミングでは水着のデザインにも注目が集まります。
    それぞれの国がそれぞれの演技に合わせた魅力的な水着をまといますので、各国の選手が登場するのを心待ちにしているという方も多いのではないでしょうか。
    冬季オリンピックではフィギュアスケートの衣装などが注目されますが、シンクロにもその要素がたっぷりと含まれています。

    強豪国はロシア、アメリカ、カナダなどですが、金メダルはないものの日本のメダル獲得数も負けてはいません。
    東京オリンピックで各国がどのような演技をしてくれるのか今から本当に楽しみですね。


  • 東京オリンピックと競泳

    夏季オリンピックの花形競技である競泳は、1896年第一回アテネ大会から実施されている伝統ある種目のひとつです。
    アテネ大会では男子のみの実施でしたが、1912年の第五回ストックホルム大会からは女子の実施も始まっています。
    勿論東京オリンピックでは男子・女子ともに実施種目として決定しています。

    競泳はルールも非常にわかりやすく単純な競技です。
    決められた距離を決められた泳法で泳ぎ、タイムを競うというもの。
    50メートル、100メートル、200メートル、400メートル、1500メートルなどの距離があり、泳法は自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライがあります。

    ほんの1秒で勝敗がわけられてしまうシビアな種目として有名であり、水の抵抗を極限まで減らした水着の開発や泳ぎ方の研究が常にされています。

    この種目で圧倒的な強さを誇っているのがアメリカで、次いでオーストラリアが強豪国とされています。
    日本は一時低迷していましたが近年強さを取り戻し、アテネオリンピックでは8個、北京オリンピックでは5個のメダルを獲得しています。

    若い層でのレベルアップや機能性の高い水着の開発が進めば、2020年の東京オリンピックでも十分にメダルを期待できる種目だと言えるのではないでしょうか。


  • 水泳種目での初金メダル

    競泳は日本でも人気の高いオリンピック種目のひとつです。
    現在も注目されている選手が多数いますし、選手の身体能力に加え高性能な水着の登場により、メダルの獲得が比較的期待されている種目です。
    2020年の東京オリンピックでも、注目度は非常に高くなるでしょう。

    そんな水泳種目ですが、オリンピックで日本人が初めて金メダルをとったのは1928年のアムステルダム大会でした。
    第九回大会ですね。鶴田義行選手が競泳男子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得しました。タイムは2分48秒8です。

    また、同大会では競泳男子4×200メートルで銀メダル、競泳男子100メートル自由形で高石勝男選手が銅メダルを獲得しています。

    1928年ということは2020年に開催される東京オリンピックの約90年前です。
    90年の間に日本の水泳選手は数々のメダルを獲得し歴史を刻んできました。
    そしてその中で水着の性能も格段にアップしてきました。2020年の夏季オリンピックでも水泳種目に新たな記録と歴史が沢山刻まれてほしいですね。

    最後に水泳種目での女性選手の初メダルは、1932年前畑秀子選手が競泳200メートル平泳ぎで獲得した銀メダルです。
    第十回ロサンゼルス大会での獲得でした。